仁和寺所蔵史料の調査・撮影

平成六年(一九九四)十一月七日から十一日までの五日間、前年度に引き続いて仁和寺(京都市右京区御室大内三十三)を訪れ、その所蔵史料を調査し、マイクロカメラによる全文撮影のほか、花押を採集し、適宜四×五判カメラによる標本撮影を行った。
 前回と同様に、古文書類と近世日次記類との調査・撮影を並行して実施した。それぞれ順調に進捗しており、今後とも継続して行う必要がある。
〔古文書類〕
 「竹葛(たけつづら)」一箱に整理・収納されている古文書の撮影を完了し、「御経蔵百五十箱」一箱の調査・撮影に移り、その一二〇までを終了した。

『東京大学史料編纂所報』第30号